形のプロセス-JAM時計店編-

2023.07.21

デザイン・ブランディング/今村航

こんばんは、今村です。
僕はデザインを提案する時に、コンセプトや託した想いの他に、その形に至ったプロセスやスケッチを見ていただくことがあります。今日はワークスの中からジャム時計店さんの、ウェブに掲載していない形のプロセスについて簡単にご紹介したいと思います。土屋もプロセスを紹介していたので!

店名の「ジャム」はインドネシアで「時」を意味するそうです。
店主さんと話した雰囲気のキーワードは、ガムラン(インドネシアの民族音楽)やエキゾチックさ。
まずはJAMという店名からスタートしました。
そこから、インドネシアのジャワ語から着想した抽象的な形状に変形。
それらを全て繋ぎ合わせて、よりシンボリックに。
ガムランボールの意匠のようにサークル状に再造形。
時計の0時をイメージし回転。

…何だか文章に書き起こしてみると単純なプロセスに見えてしまいましたが、終盤のサークル状に造形する場面では終わりの見えない形の追求が発生し大変に苦しみました。。

通常、完成に至る過程はなかなか外には出ないものですが、デザインの過程に興味を持ってくださる方もいらっしゃいます。そんな方には「形」のプロセスを見ていただくと、とても喜んでいただけたり、楽しんでいただけたりします。そういった意味でも思い出深かった本件を本日はご紹介しました!
ちなみにジャム時計店は服部天神にお店を構える町の時計屋さんです。
店主さんの人柄が最高で、いろんな楽器が弾けます。

色々伝えたいことはありますが、ジャム時計店で検索してみてください。

あとお近くの方は是非!
よろしクロック!だそうです。