薫化
2024.08.23
日々のこと/志波大輔
こんにちは、志波です。
最近出会った、自分もこうありたいなぁと思った言葉をご紹介します。
【薫化(くんか)】
徳によって人を良い方に導くこと by広辞苑
こうしなさい、ああしなさいと、口うるさく言って相手に行動を促すのではなく、
普段の言動や行動が、どこからともなく漂ってくる心地よい花の香りのように
相手の心に入り込み、良い方向へ導いていくこと、それが「薫化」だそうです。
※徳:広く他に影響を及ぼす望ましい態度
僕自身、誰かから指示されて動くのが大嫌いなので、同じように人にどのこの言うのも嫌いなんです。
だって鬱陶しいじゃないですか、お互いに(笑)
だったら自分の良い在り方が、自ずと周りの誰かに影響していくような関係が素敵だと思ったんです。
家庭でも会社でもどんなコミュニティにおいても。
昔の僕はパワーや立場で人を動かそうとしていました。
高校で野球部のキャプテンをしていた時、監督から「おまえにはキャプテンシーが無い」
と叱責されたことがあります。当時はさっぱりわかりませんでしたが、
ようやく監督が伝えたかったことがわかったような気がします。
親子、夫婦、交友、隣人、すべてがわが鏡であって、わが心のままに変わって行く。
今日までは、相手の人を直そうとした。鏡に向かって、顔の墨をけすに、
ガラスをふこうとしていたので、一こうにおちぬ。
自分の顔をぬぐえばよい。
人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自ら改め、自分が変わればよい。
これは僕が勉強してる会の栞に書かれてある一説です。
はじめてこの言葉を見た時、ガラスを拭こうとしている自分にハッとさせられました。
相手にあると思っていた汚れが実は自分の汚れだったとは、、、
しかも自分を拭えば、当然鏡(=相手)の汚れも消えるわけです。
言うは易く行うは難しですが、日々の地道な積み重ねしか道はありません。 生きてるうちに美しい花を咲かせたいものです!