タイとデザイン(1)
2025.02.20
デザイン・ブランディング日々のこと/志波大輔
こんにちは志波です。
先日タイ バンコクに旅行へ行ってきました。
現地で見たもの感じたことをお伝えしようと思います。
直前に雪降る岐阜へ出張していたので、ものすごい温度差になりましたが、
程よい暑さで快適でした。
タイの昔と今と、2回にわけて、
今回は昔ということで、寺院や遺跡で見たものを少しお伝えします。
ご存知の通りタイは仏教の国。
街の至る所に寺院がありますが、その色彩の鮮やかさ、豪華さに驚かされます。

まずは今タイの映えスポットとして話題の「ワット・パークナム」です。
ちなみに「ワット」というのはタイ語で寺院を意味します。
外観は白くシンプルな建築ですが、最上部に位置するエメラルドに輝く仏舎利塔と
宇宙空間のような天井画が特徴です。

続いて46mにも及ぶ黄金の大仏が横たわる「ワット・ポー」
色鮮やかなタイル(陶器の欠片?)で装飾された仏塔も特徴的で、
日本の寺院とは全く異なる絢爛さでした。

その超細部に渡るまで手を加えられた造形から放たれるオーラというかエネルギーから畏怖の念を抱きました。
これは初めての体験ではなく、イタリアで訪れた教会でも同じような感覚に襲われました。
我々人間の力が及ばない超越した存在から受ける、まさに神なるもの威圧感というのでしょうか。
宗教の凄さを感じるとともに、「お前は隅々まで気を巡らし、精一杯生きているか?」
という問いを突きつけられているような感覚で、しっかり気持ちが重たくなります、、、
こういう体験、自分の足元を見つめ直す貴重な機会ですね。
最後はバンコクから少し離れたアユタヤへ。
1767年にビルマ軍に破壊されるまでの約400年間、タイの中心であった都市だそう。
そのほとんどが戦争で破壊され、仏像も盗賊によって首が奪われたりしています。

「ワット・プラ・マハタート」と「ワット・プラ・シーサンペット」
どちらも王宮とお墓が組み合わさったものですが、
前者のお墓はカンボジア様式のデザイン、後者はスリランカ様式のデザインと異なりますが、
タイ仏教の源流がカンボジアやスリランカにあるということが伺え面白かったです。
なお先述した「ワット・ポー」はアユタヤ王朝滅亡後に作られており、中国様式が取り入れられているそう。
派手で煌びやかな装飾に、らしさを感じました。
タクシーのボンネットにはもれなく小さな仏像が置かれてたり、
手を合わせて挨拶する姿を見て、信仰深さと人を大切にする国なんだろうと感じました。
特に子供にはすごく優しい国で、アイドルのように可愛がってくれました。
たまたまかもしれませんが、仏像を置いてないタクシードライバーさんは
あまり親切でないかもしれませんのでご参考までに、、、笑
次回はタイの今についてお伝えしたいと思いますので、お楽しみに~!