競争から共創へ

2025.07.11

日々のこと/志波大輔

こんにちは、志波です。

ここ最近、ありがたいことに「一緒に仕事がしたい」と言ってくださる方や、「こんなこと一緒にやりませんか?」とお声をかけたときに、気持ちよく「やろう!」と応えてくれる人が増えてきました。

以前は、会社を大きくする=社員を増やしていく、というのがひとつの“正解”のような時代でした。でも今は、必ずしも自分の会社に属していなくても、チームを組んで共に走っていく——そんな関係性の方が、よっぽど健やかで、しなやかに動ける気がしています。
もちろん、雇用には雇用の責任と覚悟があるし、組織の中で育てていくことも大切。でも、それと同じくらい、社外の人と「共創」していくことにも、これからの可能性が詰まっている気がしてなりません。

僕が大切にしたいのは、「立場」よりも「関係性」。
発注側・受注側、社長・社員、上司・部下……立場が違うだけで、どちらが偉いということはありません。どちらが欠けても仕事は成り立たないし、それぞれに違う責任があるだけ。だからこそ、僕はフラットで対等な関係で、仲間と繋がっていたいと思っています。

最近読んだ『スタートアップ芸人』という本の中で、著者の森武司さんが「仲間力」という言葉を使っていました。元芸人がニートから150億円を売り上げる会社に成長させたというお話で、社員だけでなく、関係業者やお客さんも含めて“仲間”になってもらう。その力が大きなムーブメントを生む、と。
森さんの会社のビジョンは「さあ、ワクワクを創ろう。」ミッションなど随所に「ワクワク」が散りばめられていて、心が動くことを大事にされてることがよく伝わります。
最近感じていたことがいっぱい言語化されており、はじめてもっと読み進めたい!と思えた本のような気がします。

僕にとってのワクワク原体験は、子どもの頃にクワガタを見つけた時のあの感動。メリービートルという屋号にも、その記憶が刻まれています。「なんて綺麗でかっこいいんだろう!」そんな感動がが、今も僕を突き動かしている気がします。

一人ではできることに限界があります。だからこそ互いを尊重し、補い合えるチームをつくっていきたい。
その求心力となるのがやはり「心が動くこと=ワクワクすること」じゃないでしょうか。

水と油のように異質なものも、エマルジョン(乳化)させれば、新しい価値が生まれる。エマルジョンさせるための第一歩は、まず自分を知ること。そうしてはじめて相手を理解することができ、混じり合うことができると思います。
競争相手から共創相手へ。
こうやって少しずつ仲間が混ざり合い、まだ見ぬ何かが生まれていく未来をこれからつくります!