正しい判断をすることが難しい時代に

2025.12.19

日々のこと/志波大輔

こんにちは、志波です。

いよいよ2025年も終わり。思い返せばこの一年、僕はほとんどの時間を新しく始めた飲食事業に費やしていました。MERYGURY(メリグリ)というお好み焼きバルの立ち上げは、これまでのデザイン事業とはまったく違う現場で、毎日が判断の連続でした。

何が正しいのか、どれが最適なのか——。
選択肢は多すぎて、情報はあふれ、未来の予測ができない。その中で「正しい判断をしたい」という想いがある一方で、何をもって“正しい”とするのかが、どんどん曖昧になっていく感覚もありました。

そんなとき、最後に頼ったのは「自分のアイデンティティ」でした。何を大切にしたいのか。何に心が動くのか。誰のために、何のためにやるのか。結局、そこに立ち返って、自分に問い続けながら意思決定をしてきたと思います。

AIが提示してくれる選択肢は確かに便利で、時に的確です。けれど、それを選ぶのは人間自身であり、自分が何を良しとするかの“軸”がなければ、ブレた判断を繰り返すことになる。この時代を生きる上で、自分のアイデンティティをしっかり言語化しておくことの大切さを、身をもって実感した一年でした。

一方で、飲食とは別に、もう一つの挑戦として立ち上げたのが、堺を研ぐ!というコンセプトのクリエイティブ集団「TOGU」。こちらでは、地域の中小企業に向けて“デザイン経営”を推進していくことを目的としています。このデザイン経営の核になるのが「人格形成」、つまり“その会社がどんな存在でありたいか”というアイデンティティなんです。

僕自身は「場をつくる」という行為に、自分のアイデンティティを見出している人間です。ただ物理的に箱をつくるのではなく、想いや体験を編んでいくような感覚。MERYGURYというお店も、TOGUというチームも、今年は“場づくり”に奔走した1年だったと、改めて思います。

そんな中で感じたのは、アイデンティティ=天命のようなものということ。

このアイデンティティに気づいたとき、物事が自然と望む方向に進みはじめる。そのスピードと導かれるような感覚に、少し驚きながらも納得する瞬間がいくつもありました。ときには数秘術やマヤ暦、動物占いのようなものにヒントをもらいながら、自分という存在を俯瞰で見ることも意外と悪くないと思っています。(僕は結構好きなタイプ笑)

2025年は「挑戦」がテーマでした。まさにその言葉の通りの1年になったと思います。

頑張った自分に、心からの花マルを。そして、さまざまな場面で支えてくれた仲間たちに、深い感謝を。

2026年のテーマは年末の休みに自分に問いかけてみたいと思います。