経営をデザインする
2026.03.13
デザイン・ブランディング/志波大輔
こんにちは、志波です。
このたび貴重なご縁をいただき、特許庁デザイン経営プロジェクトチームと三菱総合研究所 DESIGN×CREATIVE TEAM が検討している、知財活用の要素を加えた「新・デザイン経営支援プログラム」に参画させていただきました。
本プログラムは堺市を舞台に、2025年から2026年にかけて実施されている取り組みです。
僕たちは堺のクリエイティブ企業が集まったチーム「TOGU」として参加。
参加企業5社のうち、株式会社つぼ市製茶本舗、プロスペクト株式会社、常磐精工株式会社の3社を伴走支援させていただきました。

AIが社会のインフラになっていくこれからの時代、表層的なデザインの価値は急速に薄れていくと思っています。ロゴやビジュアルをつくるだけであれば、AIでも一定のクオリティのものを生成できる時代になるのも時間の問題でしょう。だからこそ、これからのデザイナーに求められるのは見た目を整えることだけではなく、企業の本質を見つめ、経営の方向性そのものを整理していく力だと感じています。
私たちが考えるデザインとは、単にロゴやパンフレットをつくることではありません。企業がどんな想いで事業を行い、どんな価値を社会に届けようとしているのか。その根っこにある思想(=アイデンティティ)を言語化し、事業や商品、コミュニケーションのすべてに一貫性を持たせていくこと。つまり「経営そのものをデザインする」という考え方です。
今回のプログラムでも、企業の歴史や強み、これから目指す未来を整理しながら、ブランドや知財の視点も交えて議論を重ねました。外からデザインを与えるのではなく、企業の内側にある価値を掘り起こし、それを形にしていく。そのプロセスに伴走させていただけたことは、僕たちにとっても大きな学びでした。
堺には、長い歴史の中で培われてきた技術や文化を持つ企業が数多くあります。そうした企業の魅力が、これからの時代にふさわしい形で伝わり、次の世代へとつながっていく。そのためにデザインが果たせる役割は、まだまだ大きいと感じています。
TOGUとして、MERRY BEETLEとしても、今回の取り組みをきっかけに、堺の企業や地域とより深く関わりながら活動を続けていきたいと思います。デザインの力で企業を研ぎ、街を研ぐ。そんな取り組みを、これからどんどん展開していきます!
そして今回の取り組みの成果発表として、3月18日に特許庁にて発表の機会をいただくことになりました。TOGUとしての活動についてもお話させていただく予定です。はじめて霞ヶ関に足を踏み入れることにワクワク、ドキドキです。
当日はオンラインでも視聴できるそうなので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
下記4部で登壇させていただきます。

2026年3月18日(水)13:00-16:00
13:00- 第1部 デザイン経営とは?
13:45- 第2部 デザイン経営と知的創造サイクルの関係 ~調査報告~
14:05- 第3部 パネルディスカッション ~デザイン経営と知的創造サイクル~
15:00- 第4部 堺市モデル事例 ~デザイン経営×知的財産のエコシステム構築に向けて~
https://www.jpo.go.jp/news/shinchaku/event/seminer/design-keiei.html