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はじまりますね

こんにちは、MERRY BEETLEです。
13日から万博が始まりますね。
わたくし今村は、4/6(日)のテストランに当選し少しだけ早くのぞいてきました。
もはや明日からですので詳細は述べませんが、はためく沢山の国旗が綺麗で、本当に多くの国々が参加しているのだなと静かな感動を覚えました。

(抜粋)今ここに、多くの国々が、それぞれの国の多様な素晴らしさを持ち寄り「共にいる」と宣言する。

そんな藤本壮介さんの投稿を思い起こす景色でした。
平和で多くの人が楽しめる博覧会になることを願っています。
私たちMERRY BEETLEも課外活動と称して見学に行ってまいります!

ちなみにテストランを経ての個人的な覚書は
弁当持ってくのも有り、モバイルバッテリーを持っていく、帽子をかぶる、暑い時はリング下へ移動、迷子になったらリング下で移動。です。

開会式ではブルーインパルスが飛ぶそうです。
11:40(予定)関空離陸→通天閣→大阪城→太陽の塔→ひらパー→夢洲
テスト飛行は見れなかったから是非見たい!
晴れてくれ!

裏側

こんばんは、今村です。

弊社では時々、化粧品などのパッケージのデザインをさせて頂くことがあります。ワークスとして紹介する際には、基本的に正面のデザインや形状が取り上げられるのですが、当然成分などが記載された裏面が存在しています。
正面のデザインもさることながら、僕はこの裏面も好きです。華があってはいけない箇所ですし、取り扱うものによって裏面表示のルールも様々ですが、自分が制作に携わる場合でも、できるだけ手を掛けたいと思っています。

資料として様々な化粧品などをストックしているのですが、改めて見ているとその多くはやはり裏面も美しく組まれていて、背筋が伸びます。
主役ではないところにも目を配る。お仕事として当然ではあるのですが、ふと思い出して緊張した今日この頃でございました。

こちらは本件の裏側。インスタ用にさらっと写真を撮ろうと思ったけど結局手こずる、の図です。

marble2のカタログ

こんばんは今村です。

またまた私ごとですが、昨年に参加していた「marble2」というグループ展の東京展に参加します。
僕は作品の他に、グラフィックデザインで少しお手伝いをさせていただいています。
会場で販売しているカタログもその一つ。
作品の制作に使用した素材にも触れてもらいたく、ペライチをブリキファスナーで綴じたZINEみたいなカタログです。紙はMTA+FS。
作品の写真をとってくださったのはカメラマンのWACHO(ワコー)さん。
小部数の製作だったため中綴じ冊子の背を細〜く切り落とし、パンチで穴を開け、挟んで、、、と、メンバーたちといそいそ手作り。
中面は理性的なデザインに努めつつも、クラフト感を大切に、金属らしい無骨さも漂うように製作しました。

東京展でも多くの人に手にとってもらえると良いな〜。
そんなことを思いつつ来週に控えた展示を前に、なんだかソワソワしている金曜日でございました。
ところで僕の移動の楽しみは新大阪駅のドトールコーヒーでミラノサンドAを買って食べることです。
1年ぶりの東京楽しみ!

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marble2

・日時
2月8日(土)13:00-19:00 
(オープニングパーティー:17:00-19:00)
2月9日(日)11:00-18:30

・場所
PREMIER STUDIO STUDIO2 
150-0001 東京都渋谷区神宮前2-21-13
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本年もよろしくお願いいたします

こんにちは、MERRY BEETLEです。
2025年が始まりました。
みなさま、本年もよろしくお願いいたします。

本年は巳年にちなんだ年賀状を作りました。

ヘビ:
アストロブライト-FS レモン、コーラルレッド、グリーン+トムソン
台紙:
Cottonスノーホワイト1046.4g(ハグルマ)+ダイカット加工
表:箔押し(オーロラ)
裏:活版印刷 黒

2枚の紙を合紙して、とぐろをめくるとメッセージが出てきます。
届いた方でまだぺりぺりしていない方!是非ぺりぺりやってくださいませ。
合紙はいそいそと内職で行いましたので、絶妙な愛嬌(?)が出ているかもしれません。





(内職している途中ででたゴミもカラフル)

2025年は「乙巳」といい、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆するとか。
私たちも一枚皮を脱ぎ捨てて、新たな一年を頑張ってまいります!
みなさまにとっても素晴らしい一年になりますように!

グループ展に参加していました

こんばんは、今村です。
私ごとですが先週末に「marble2」というグループ展に参加していました。
ご来場いただいた方々、ありがとうございました。

参加クリエイターはプロダクトデザイナーやアーティストなど8名。
アサダメッシュ様(金属織物メーカー)から貴重な端材を提供いただき、各クリエイターがそれぞれ作品を制作し展示しました。

本展示においては約2ヶ月前からメンバー全員で素材の所感や、自身の制作物、アイデアを開示するプロセスなどがあり、それが特徴的でした。
参加クリエイターの中で最年長でしたが、自分よりもずっと若い方もおられる中、同じ素材、同じテーマで、展示に向けてある意味皆で制作を行えたことは大きな幸運でした。
つくるひとはやっぱり素敵な方達です!

デザインのお仕事と並行して、今後も何かをつくっていこうと思います。
またどこかで!

(僕は極細の金属糸を使用していたのですが記録に残すのが難しい作品になりました。)

それぞれの韓国_1

こんばんは、今村です。

先週に土屋が投稿していましたように、今日はわたくしの韓国レポートを。
私たちが石丸さん達に案内いただいた主なエリアは、ソウルでもデザイン性の高い、ソンス(聖水洞)とシンサ(新沙洞)という街です。(画像の最後にフワ〜っとしたマップも載せておきます)
ソンスはもともと工業地帯ということもあり、古いファクトリーなどをリノベーションしたショップが特徴的です。適切な形容か分かりませんが、スキーマの「半建築」のような、個人的にグっとくるデザイン。シンサはソンスに比べて少し落ち着きのある、やや大人っぽいお店づくりが多い印象を持ちました。

いずれも魅力的なショップが多数並ぶエリアでしたが、いずれも単に商品を売る場所ではなく、強力に世界観を伝えることや、物質的では無い体験を提供するために店舗を構えている、というのが一番の感想です。もちろんコンセプトありきではあると思いますが、意匠にも猛烈なエネルギーが注がれていて、かなり隅々までデザインが施されています。


韓国最大手の化粧品メーカー、アモーレパシフィックのフラッグシップストア。
一般的な化粧品イメージとは離れたグランジ感がありつつも、内装はクリーンな感じ。(ソンス)


ヘアケアブランド。プールサイド的なリゾート感のあるデザイン。(ソンス)


ADERERRORというファッションブランド。(凄かった!)
ショップでありながらアートギャラリー的。デザイナーの匿名性が高く、ファッション・建築・インテリア・金融など複数のメンバーから構成され、非常に注目を集めているそう。(ソンス・シンサ共に店舗あり)


なんだかカッコよかったポスター

色々とハードルもありますが、日本でもそんなお店作りにチャレンジしてみたいな、などと想像しながら、とても刺激的な街歩きでした。
末筆ながら、、、石丸さん、高田さん、ありがとうございました。

ちなみに、やっぱりご飯が美味しくて僕は毎日MAXまで食べました。
ご飯もサイコーの街です。

最近読んでいる本など

こんにちは今村です。

日中はまだ暑さも有りますが、朝晩は随分涼しくなり、秋が来るなぁという気持ちです。
スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、なんて言いますが、読書の秋にちなみ、今日は最近読んでいる本や買った本、好きな本を紹介します。あいにく読書中なので中身の説明はできません。



「多元世界に向けたデザイン」
ラディカルな相互依存性、自治と自律、そして複数の世界をつくること
アルトゥーロ・エスコバル (著)
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世の中が均質化してきているような気がして、これでいいんだろうか、などという関心から読み始めた本。
僕は初めて知りましたが、「私たちがデザインしたものに、私たちはデザインされている」という存在論的デザインなる観点がとても興味深いです。
1ページ内に知らない言葉が多く、現在猛烈な遅読を発揮しています。



「ロシア・アヴァンギャルド 1910-1930」
ステファニー・バロン、モーリス・タックマン(著)他
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アヴァンギャルド、中でもマレーヴィチ、リシツキーが大好きなので読み始めたロシアアヴァンギャルドの評論集。
アヴァンギャルドの表現をざっくりとした印象だけでいうと抽象、無対象だったりですが、自然賛美という驚きの記述もあり、興味深い考察があります。



「NEUTRAL COLORS 5」
特集 伝わらないから伝えたい言語のふしぎ
加藤直徳(編集)
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面白そうな特集に惹かれて最近買った雑誌。
まだ全く読んでいませんが、リソグラフで擦られていたり、バサッとした体裁がやたらと格好いい、こだわりを感じる一冊。¥2970(税込)がお得に感じます。


「ヴォイド・シェイパ」シリーズ
森 博嗣 (著)
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学術的な内容に疲れた時に読み返す小説。ミステリで有名な森博嗣氏による侍もの。
粛々と自分のことも見つめなければと、爽やかな気持ちになれる小説です。


いずれも興味深い、面白いのでオススメです!
アカデミックな気持ちになれます。
(まだ読みきっていないのに!)
まずは書店で。もしくはウェブで。


ところで食欲の秋も楽しみです。
しいたけ狩りに行きたい!

ブックデザインの習作

こんにちは。
今村です。

今日は人間失格を使ったブックデザインの習作について。
こちらは2021年に行なった弊社の展示のために作ったものです。
実際には大いに難しいですが、破れたカバーから本体が覗き見えるというデザイン。
こんなのが本があったら良いのに、などと考えて作ったのだと記憶しています。
ブックデザインにもチャレンジしたいですね!本大好き。

ところで「人間失格」を読んだことはあるでしょうか。
学生時代に教師から必読の一冊として紹介され、恐ろしいほどの感情移入の上、我が事のような気持ちで読んだ記憶があります。
「恥の多い生涯を送って来ました。」から始まり「もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」と締めくくられていく語りは退廃的で鬱屈とした面があるものの、ある意味、美の側面を見るようで、今でもたまに読みたくなってしまう本です。

青空文庫でも読めます。
ぜひ!

オリンピックとデザイン

こんにちは、今村です。
一部競技では既にスタートしていますが、もうすぐパリオリンピックが開幕しますね。
開会式は日本時間では27日(土)2:30~です。興味があるのできっちり録画予約をして、眠りたいと思います。

事務所の本棚には「オリンピックデザイン全史」という本があります。
前回の東京大会(東京大会は一部の収録)までのデザインを網羅したパワフルな本!著者はマルクス・オスターヴァルダーというスイスのグラフィックデザイナーで、オリンピック歴史家、コレクターという胸熱な肩書き。
デザインに加え当時の写真など、図版がたんまりで、資料としてだけでなく見るだけでも楽しい贅沢2冊セットです。

19世紀後半から始まるモダンデザインの流れ、そして1950年代に発展したスイススタイル。
64年東京、68年メキシコ、72年ミュンヘンオリンピックのデザインを眺めていると、いわゆるモダンデザインの、ある種の集大成を見ているようで静かな興奮を覚えます。
今回の石畳をモチーフにしたパターンや、独特なピクトグラムはどんな風に使用されるんでしょうか!楽しみです。

ところでわたくし、特にスポーツはしないのですが、こうした大会になるとしっかりミーハーになります。
個人的注目競技は男子体操種目別「吊り輪」です。
ギリシャのエレフテリオス・ペトロウニアス選手を筆頭に十字懸垂の美しさは必見です。
8/4 22:00~です!絶対見てください!

利他のロゴデザイン

こんばんは、MERRY BEETLEです。
今日は私たちの記録も兼ねて、以前のお仕事から「利他」さんのロゴデザイン、その過程についてご紹介します。

https://merrybeetle.jp/works/rita/

利他さんは大阪の福島で熟成魚と器にこだわった料亭を営まれていました。
現在は熟成魚はそのままに、お鮨屋さんとして営業されています。

お料理はもちろん、隠れ家的なお店も相まって、非日常をお楽しみいただけるお店です。
料理人としては異色の経歴をお持ちのご主人で、軽快なお人柄も大きな魅力です。
ご興味を持たれましたら是非足を運んでみてください。
インスタグラムもお使いです。是非!

全然関係ないですが、オープン初日、お店に伺った帰りにミサイルマンの西代さんに会いました。
不躾に求めた握手にも関わらずニコニコと親切に接してくださいました。
思い出の一コマです。

ウェブサイトのリニューアルお手伝い

こんにちは、今村です。
突然ですが、皆さん3/24に放送された情熱大陸は視聴されたでしょうか?

私たちもお仕事でご一緒させていただいているフードフォトグラファーの石丸さんの回でした!超かっこよかったです。(もちろん私たちは全く関係ありません)
わたくし、しっかり録画もしてテレビにかじりつきで観ておりました。
我々はフードとは違ったお仕事でご一緒しているので、僕自身はフードを撮影する石丸さんを初めて見たのですが、物言わぬ被写体とコミュニケーションを取っているような、また実際に生きて話しかけてくるような写真、その過程の一部が観れ、制作への向き合い方にとても刺激を受けました。
とある美術家が、絵の鑑賞の際、描かれている物事の意味を外して眺めてみる、的なことを仰っていました。そうすると作者の見た光景が立ち上がってくる、と。
放送を見ながら、写真もそうだな〜!などと勝手に消化して興奮した日曜日の夜でした。
思えば見逃し配信があるタイミングで投稿すべきでした!


ウェブサイトに美しい写真の数々が掲載されていますので、是非!
(ウェブサイトのリニューアルのお手伝いをさせていただきました)

https://naotoishimaru.com

石丸直人写真展「CONTRAST」

こんばんは、MERRY BEETLEです。


現在、株式会社ユニオンとフードフォトグラファーの石丸直人氏によるコラボレーション、その写真展がユニオン大阪ショールームで開催されています。
「CONTRAST」というタイトルのもと、ユニオンの新カタログのために撮影された写真と、フードフォトの対比で、ジャンルを超えて繋がる美しさを表現されています。作品のためにお料理を担当されたのは大阪、京町堀にあるレストラン「RiVi」の山田直良氏。弊社は今回のポスターや、新カタログのアートディレクション、デザインを担当しています。

ドアハンドルを追求するユニオン、フードフォトを追求する石丸氏、食を追求する山田氏、異なる領域で活躍される方々ですが、人間の根源的な欲求である「もっと素晴らしいものを!」という探究心は、ジャンルを超えて通じ合うものだと改めて考えさせられる、そんな展示でした。

沢山の作品ではなく、選び抜かれた作品の展示です。
2/22(木)まで開催です。ぜひ足を運んでみてください。
ドアハンドル達ががズラリと並ぶ、ショールームも見応えがあります。
こちらも是非!


石丸直人写真展「CONTRAST」
2/7 Wed. – 2/22 Thur. / 9:00 – 17:00
土・日・祝 休館(入場無料)
株式会社ユニオン 大阪ショールーム
550-0015大阪市西区南堀江2-13-22