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石丸直人写真展「CONTRAST」

こんばんは、MERRY BEETLEです。


現在、株式会社ユニオンとフードフォトグラファーの石丸直人氏によるコラボレーション、その写真展がユニオン大阪ショールームで開催されています。
「CONTRAST」というタイトルのもと、ユニオンの新カタログのために撮影された写真と、フードフォトの対比で、ジャンルを超えて繋がる美しさを表現されています。作品のためにお料理を担当されたのは大阪、京町堀にあるレストラン「RiVi」の山田直良氏。弊社は今回のポスターや、新カタログのアートディレクション、デザインを担当しています。

ドアハンドルを追求するユニオン、フードフォトを追求する石丸氏、食を追求する山田氏、異なる領域で活躍される方々ですが、人間の根源的な欲求である「もっと素晴らしいものを!」という探究心は、ジャンルを超えて通じ合うものだと改めて考えさせられる、そんな展示でした。

沢山の作品ではなく、選び抜かれた作品の展示です。
2/22(木)まで開催です。ぜひ足を運んでみてください。
ドアハンドル達ががズラリと並ぶ、ショールームも見応えがあります。
こちらも是非!


石丸直人写真展「CONTRAST」
2/7 Wed. – 2/22 Thur. / 9:00 – 17:00
土・日・祝 休館(入場無料)
株式会社ユニオン 大阪ショールーム
550-0015大阪市西区南堀江2-13-22

本年もよろしくお願いいたします。

こんにちは、今村です。
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

今日は年賀状のお話を。
届いた方もいらっしゃいますでしょうか。本年のテーマは見ての通り「龍」!
うねうねとくねらせて24の数字をモチーフに龍を描きました(4はちょっとアレかもですが!)
チャームポイントは背びれです。
生身で送りたかったので厚めで、白龍らしい真っ白さと風合いがある紙を選びました。スノーブル大好き!

[仕様]
スノーブルFS #620 
トムソン抜き+筋入れ
表:箔押し 消金101(村田金箔さん)
裏:箔押し 黒

私たちの中では、しばらく取っておいて貰えたら良いね、なんて話しています。
重心もいい感じ(偶然)なんで、吊るしたり掛けたりして1年間可愛がってやってください。
ぜひ事務所の、ご自宅の守り神に〜

天高く登る龍のように、さらなる高みを目指して一同頑張って参ります!

撮影準備

こんばんは、今村です。

我々は現在、年末最後の大仕事である撮影に向けて、いそいそと準備に勤しんでいます。
撮影表や備品の準備もさることながら、スタイリング用のガラス素材を用意したり、背景布にアイロンを当てたり…。大仕事前の大仕事です!

撮影現場での判断で変更したり、材料も使わなかった、ということもままあるのですが、超カッコいいものを撮るためにも備えあれば憂いなし、的な気持ちで頑張っています。忘れ物しませんように。
いつになっても緊張するぜ!

今回、久しぶりに撮影ラフをたくさん手描きスケッチしました。(上手ではありません)
僕は鉛筆を使うのが好きなのですが、最も親愛なる相棒、Bの鉛筆がその生涯を終えようとしていました。今回もありがとう!B!

レコードジャケット

こんばんは、今村です。

弊社にレコードプレーヤーがやってきて2週間が過ぎました。
志波のお父上から借りた沢山のレコードの中からも、次第にお気に入りができつつあります。
全く存じ上げませんでしたが、デイヴィット・マシューズ・オーケストラのグランドコネクションが最高でした。

ところで、僕はCDのデザインからグラフィックデザインという存在を知ったクチなので、ジャケットのデザインはやはり大きな魅力です。
僕にとってのヒーローはピーター・サヴィルのジョイ・ディビジョン、ヒプノシスやストーム・トーガソンによるピンク・フロイド。
グラフィックデザインの世界の豊かさにとても感動し、気持ちが高まりました。
皆さんも曲を聞いたことはないがデザインは知っている、なんてこともあるのではないでしょうか。

音楽といえばCDだった僕は、レコードジャケットの大きなサイズから放たれるパワーに感動しつつ、今日も30分ごとに盤をひっくり返すのでした。

関係ないですが僕が初めて買ったCDはB’zのB’z the “Mixture”です。
初めて買ったレコードはトーキング・ヘッズのサイコキラー:77です。
志波が初めて買ったCDはGLAYのHOWEVER、土屋が初めて借りたCDはORANGE RANGEのmusiQだそうです。

POMの思い出

こんばんは、今村です。

今日は先日追加したワークスの中からPOM ALEの思い出話を少し。
「POM ALE」は中津ブルワリー、なかつもり、Hotel Morning BOX、長野県のフジワラルーツファームさんのコラボレーションによる、リンゴを使ったビールです。
実はこのビールのネーミングとラベルは、今年4/1に開催された「DO OR NOT CREATIVE DAY」のためだけに作ったものです。(DO OR NOT CREATIVE DAYも是非ワークスをご覧くださいませ)

1日だけのイベントという限定感と大変こだわって作られたビールに相応しい、楽しいラベルが作りたいと思っていました。
そこで考えたのが最もストレートな、リンゴの皮のようにグルグルとしたラベルです。
イベントのロゴマークで使用した吹き出しのシンボルをリンゴに見立ててデザインし、フランス語のPOMME(リンゴ)から着想されたネーミングを、自由でクラフト感のあるポップなロゴタイプとして添えました。
作るのは楽しかったのですが、微調整を行うたびに印刷して切って貼ってみて…を繰り返したこと、正直に言うとこれはなかなか骨が折れました。

思い出深いのが、ラベル貼りです。ラベルはイベントの主催メンバー達が人力で貼ってくれました。
僕は20、30本?貼るのにたっぷり2時間くらいかかった気がします。
でも、最後に手作業でデザインが完成するというのは、普段の仕事ではなかなか経験ができないことで、とても有意義な時間でした。
ある意味一つとして同じものがない、まさにクラフトなビールができたなぁなどと勝手に感慨深く思っています。
なにやら普段の投稿とはトーンが違ってしまった気がしますが、「今村、春の思い出」でした。
ちなみに後で他の方から聞いたのですが、先にボトルを水で濡らすと貼りやすいそうです。
早く知りたかったです。

またビールのラベルを是非やりたいです!ビール大好き!

山の日

こんばんは、今村です。

明日8月11日は山の日ですね。
僕は山が好きです。クライマーとかマジの方向では無く、山歩きくらいの感じで。
日本にはとてつもなく素晴らしい山が沢山ありますが、登山をされない方でも知っている山!と言えばやはり富士山でしょう。

遠くに望む富士山の美しさは筆舌に尽くしがたいものがありますが、登るのも非常におすすめな山です。なぜなら富士山の剣ヶ峰は日本で一番高い場所だからです!
眼前に広がるひたすら雄大な景色、逃げずに待っていてくれる山頂、黙々と歩き続け無になっていく感じ。山の魅力であるシンプルさが満載です。

ちょっぴり日常に疲れた、そんな時には見るも登るも富士山へGO。もちろん富士山以外でも!
木曽駒ケ岳とかも超オススメです。登る際には入念な準備とトレーニングを欠かさずに!
ところで富士登山には吉田、御殿場、富士宮、須走と、主に4つのルートがあり、それぞれに違った魅力があるようです。

僕はかつて御殿場ルートから登りましたが、思い出を要約すると「修行だった」になります。
赤岩八合館という山小屋でおかわり自由なのを良いことに食いまくったカレーがとても美味かったです。

形のプロセス-JAM時計店編-

こんばんは、今村です。
僕はデザインを提案する時に、コンセプトや託した想いの他に、その形に至ったプロセスやスケッチを見ていただくことがあります。今日はワークスの中からジャム時計店さんの、ウェブに掲載していない形のプロセスについて簡単にご紹介したいと思います。土屋もプロセスを紹介していたので!

店名の「ジャム」はインドネシアで「時」を意味するそうです。
店主さんと話した雰囲気のキーワードは、ガムラン(インドネシアの民族音楽)やエキゾチックさ。
まずはJAMという店名からスタートしました。
そこから、インドネシアのジャワ語から着想した抽象的な形状に変形。
それらを全て繋ぎ合わせて、よりシンボリックに。
ガムランボールの意匠のようにサークル状に再造形。
時計の0時をイメージし回転。

…何だか文章に書き起こしてみると単純なプロセスに見えてしまいましたが、終盤のサークル状に造形する場面では終わりの見えない形の追求が発生し大変に苦しみました。。

通常、完成に至る過程はなかなか外には出ないものですが、デザインの過程に興味を持ってくださる方もいらっしゃいます。そんな方には「形」のプロセスを見ていただくと、とても喜んでいただけたり、楽しんでいただけたりします。そういった意味でも思い出深かった本件を本日はご紹介しました!
ちなみにジャム時計店は服部天神にお店を構える町の時計屋さんです。
店主さんの人柄が最高で、いろんな楽器が弾けます。

色々伝えたいことはありますが、ジャム時計店で検索してみてください。

あとお近くの方は是非!
よろしクロック!だそうです。

素材作り

こんにちは、今村です
デザインの製作過程でよく行う素材やテクスチャ作り。

書店に行けばある程度素材集なんかも売ってたりはしますが、そこはやはり理想の一点ものが絶対に欲しいですし、作ること自体が気分転換にもなるので好きな工程の一つです。

写真は最近納品させていただいた製品パンフレットのお仕事から。

限りなくシンプルなプロダクトの内に潜む、熱い想いを表現したいと思い、鼓動を表すほとばしるラインを描きました。 アナログな製作は思いがけない形ができるのも楽しさの一つですが、今村個人としては身体性や人間味が出せたり、肉体労働をしている感じが特に好きな部分です!

ところで僕は墨を使うことが多いのですが、事務所中に漂う墨の香りに書道教室を思い出し、いつも懐かしい気持ちになるのでした。

土屋の今後に期待

こんにちは、MERRY BEETLEの今村です。 
最近、弊社の土屋はちょこちょこAfter Effectsを勉強しているようです。
夜遅くになるとイヤホンを耳に突っ込み、大変険しい顔つきでYouTubeのチュートリアルと睨めっこしています。  

今村「こんなことってできる??」
土屋「勿論できますよ!(将来的には)」

もはやこのやりとりが定型化してきています。
私たちのワークスにアニメーションが増え始めたらそれは土屋の頑張りです。
ご期待ください。


こちらのアニメーションが最近の勉強の一部だそうです。

これはかつてデザインした(お蔵入りした)旧名ばんぱ君というキャラクターです。
様々なものにメタモルフォーゼする叡智の結晶が彼です。

可愛いくて今でも気に入っているので新しい名前をつけました。
大きな丸でできている「おおまるくん」です。

今後、もっとぬるぬる動いていくはずです。
土屋の練習台としてこれからもよろしくお願いします。

「有関係×有関西」展に行ってきました

こんにちは。
先日、ペーパーボイス大阪で行われていた「有関係 × 有関西 日台デザイナーリソグラフ作品交流展」に行ってきました。台湾のデザイナーと関西のデザイナーによるリソグラフ作品の展示です。
「関係性」というテーマの中で、社会的だったりあるいはパーソナルだったりと、捉え方の違いもとても興味深く、カラフルで素敵な作品群にたくさんの刺激をいただきました。

他の方の作品を見るたびに受ける大きな刺激の一つ。それは強いワンビジュアルを作るエネルギーです。いつも、束の間の「かっこいいなぁ」を純粋に楽しみつつも、翻って、自分ももっと頑張らねばと、静かなモチベーションを胸にぼちぼち帰るのでした。頑張るぞ。

ところで皆さんリソグラフはご存知でしょうか。僕は刷られたものをちゃんと見たのは初めてでした。詳しいことはgoogle先生に譲るとして、シルクスクリーン的なデジタル印刷のようです。使えるインキが限られていることや、大きな判型は出来ないそうですが、展示されていた作品を見ても、どれも刷りムラや版ズレなどが味わい深く、刷るたびに表情が変わるであろうアナログ感が最高です。

便利なPhotoshopなどのおかげでアナログっぽいものは簡単にできるのですが、改めて、デジタルだけでは決して及ばないリアルな質感を、これからも大切にしていこうと思います。

STRiPESの竹広さん、ありがとうございました!