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MERRY BEETLE展示会のご案内
こんにちは、志波です。
MERRY BEETLEの設立10周年の節目なので、9月に展示会をしようと決めていました。
ところがカレンダーを見てみると、もう約1か月前。
そんな焦りを感じながら、現在、メンバー全員で絶賛準備を進めています。
今回の展示は、この10年間につくったものを、ただきれいに並べるだけの展示にはしたくないと思っています。
振り返ってみると、僕たちはいつも、まだ答えのないものに向き合ってきました。
何を目指すのかを考え、届くかどうかも分からない場所へ手を伸ばす。
そして、その先で見つけたものに、デザインによって少しずつ形を与えていく。
それは、どこか雲に手を伸ばす行為に似ています。
雲は確かに見えているけれど、近づけば姿を変え、簡単には掴めない。
それでも、手を伸ばすことをやめなければ、今まで見えなかった何かに出会えるかもしれない。
そんな考えから、今回の展示タイトルを
「Reaching for the Clouds」
としました。
詳細は以下の通りです。
初日の夜はオープニングパーティやトークショーを行う予定です。
みなさんのご参加、心よりお待ちしております!
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MERRY BEETLE 10th Exhibition
「Reaching for the Clouds」
会期:2026年9月25日(金)- 10月7日(水)
会場:平和紙業 ペーパーボイスギャラリー大阪
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なぜ今「認識をそろえる」が必要なのか?

こんにちは、志波です。
先日、お客さんとの打ち合わせの中で、「人材定着を支援するサービス」の話題になりました。社員が長く活躍できる組織づくりをサポートするものや、理念浸透、社内コミュニケーションを支援するサービスなど、最近は本当にさまざまなサービスがあります。
その話を聞きながら、ふと疑問が湧いたんです。
「数年前、数十年前って、こんなサービスがなくても会社は回っていたよな。」
もちろん、昔の会社にも人材定着の課題はあったと思います。でも今ほど、「認識をそろえること」そのものがサービスとして成立している時代ではありませんでした。
じゃあ、なぜ今になって、これほどまでに必要とされるようになったのでしょうか。少し考えてみると、その理由はITが進化したからではなく、働き方や組織のあり方そのものが大きく変わったからなんじゃないかと思いました。
まず誤解してはいけないのは、昔の会社に「認識をそろえる」という考え方がなかったわけではないということです。むしろ、今以上に自然と認識はそろっていたのかもしれません。
ただ、その方法が違いました。
毎朝同じ場所に集まり、同じ時間を過ごし、隣の席で仕事をする。休憩時間には雑談をし、仕事終わりには飲みに行く。社長や先輩が何を大切にしているのか、どんな判断をする人なのかを、日々の仕事や何気ない会話の中で自然と感じ取ることができました。
つまり、「言葉」で伝えていたというより、「空気」で伝わっていたんです。
ところが今はどうでしょう。リモートワーク、チャット、オンライン会議、副業、業務委託、外部パートナー。働き方は柔軟になりましたが、一緒に過ごす時間は確実に減りました。
便利にはなった一方で、「この会社は何を大切にしているのか」を肌で感じる機会は少なくなっています。以前なら空気で伝わっていたことが、今は意識して言葉にしなければ伝わらない。
だから、「認識をそろえる」ということ自体を、仕組みとして設計する必要が出てきたんだと思います。
さらに、仕事の内容も昔とは大きく変わりました。
営業、デザイナー、マーケター、エンジニア、SNS担当、AI担当。一つの会社の中に、さまざまな専門性を持った人が集まっています。営業には営業の正しさがあり、デザイナーにはデザイナーの正しさがある。どれも間違っていません。
でも、「私たちは何のために存在する会社なのか」という共通の軸がなければ、それぞれが自分の正しさだけを追い求める組織になってしまいます。
だからこそ、理念やビジョン、ミッションやバリューが、これまで以上に重要になってきているんじゃないでしょうか。そして、これからはAIもその流れをさらに加速させると思っています。
AIは会社の知識を学習できますが、「なんとなく」「昔からそうしている」といった暗黙知までは理解できません。会社の考え方や判断基準が言葉として整理されていて初めて、AIも本当の意味で力を発揮できます。認識をそろえるということは、人のためだけではなく、AIと共に働くための準備でもあるのかもしれません。
ただ、どれだけ便利なツールを導入しても、それだけで組織が良くなるわけではありません。
本当に共有すべきなのは「情報」ではなく、「判断基準」や「価値観」です。
何を大切にしている会社なのか。
どんな時にYESと言い、どんな時にNOと言うのか。
そこが共有されて初めて、組織は同じ方向を向いて進んでいけるのだと思います。
この記事を書きながら、一番考えさせられたのは僕自身でした。
経営者って、自分の頭の中では全部つながっているんですよね。
「前にも話したし。」
「ここまで説明しなくても分かるだろう。」
そんなふうに思ってしまうことがあります。
しかも僕自身、昔から1から10まで細かく指示されたり、説明されたりするのがあまり好きではないタイプです。だから、自分もつい多くを語らず、「きっと伝わるだろう」と思ってしまう。さらに僕は、相手の言葉だけではなく、その場の空気や表情、言葉にしていない雰囲気みたいなものを感じ取りながら判断することが多い人間です。
「たぶんこう思っているんだろうな。」
「こうしてほしいんだろうな。」
そんなふうに、言葉の奥を読みながら動くことが多いので、それが自分の中では当たり前になっています。でも、よく考えると、それは僕の感覚であって、相手も同じように感じ取れるとは限りません。
むしろ、「伝えたつもり」「分かってくれているはず」という思い込みこそが、一番大きなコミュニケーションエラーを生んでしまうのかもしれません。だからこそ、理念やビジョンをつくること以上に、それを何度も対話し、日々の判断や行動を通して伝え続けることが大切なんだと思います。
便利なツールが増えた今だからこそ、最後に必要なのは、やっぱり人と人とのコミュニケーションです。ツールに頼ることももちろん大切ですが、それ以上に、自分自身が「伝えたつもり」で終わらせないこと。
11期目を迎えた今、社員とのコミュニケーションエラーが起きないよう、僕自身ももっと丁寧に言葉を重ね、想いや判断基準を伝え続けられる経営者でありたいと思います。
10期目を終えて
こんにちは、志波です。
おかげさまでMERRY BEETLEも10期を終え、6月から11期目に入りました。
今年は6月1日に大神神社へお参りに行くことができました。
11期目を迎える僕の思いを少しお話したいと思います。

僕はあまり感情を表に出さないタイプです。
どちらかというと、真面目に、賢く、なるべく失敗しないように生きてきました。
だからか、「順風満帆そうですね」「苦労なんてなさそうですね」と言っていただくことがあります。
でも、2014年に独立してからの十数年は、とにかく必死でした。
正直、心も体も限界に近かった時期、会社が潰れそうになったこともありました。
もともと僕は学歴至上主義の世界で生きてきました。
学校の勉強は比較的得意な方。
問題集があって、解き方があって、それを覚えて応用すれば点数になる。
素早く正確に答えを出せば評価される。
でも、経営の世界はまったく違いました。
経営者それぞれが独自の解き方で物事に向き合い、ときには答えがあるのかどうかすら分からない問いに向き合う。
学生時代や会社員時代には想像もしなかった世界でした。
あえて例えるなら、経営は「抜き打ち実力テスト」の連続です。
試験範囲も分からない、難易度も分からない、なのに突然「はい、今日テストです」と言われる。
ちなみに学生時代の僕は、定期テストは得意でしたが、実力テストは大の苦手でした。
そんな僕の前に現れた「経営」という難易度S級の実力テスト。
そりゃうまくいくわけがありません。
定期テストの感覚で挑んだものだから、えらいこっちゃです。
不要なプライドは邪魔をするし、傲慢にもなるし、何度も失敗しました。
そんなふうにもがき続ける中で、この数年で少しずつ考え方が変わってきました。
それは、
「自分一人では、自分が見たい景色には辿り着けない」
ということです。
プライドが高く、人を信じるのも得意ではない僕は、とにかく自分で何とかしようとしていました。
ありがたいことに、それなりに能力もあり、それなりに結果も出してきました。
でも、僕が本当にやりたいことは、自分一人でできる規模のものではなかった。
誰かの力を借りなければ実現できない未来だということに気付かされました。
「人を頼る」
これは人生で一番やってこなかった(これなかった)ことでした。
今でも得意ではありません。
ただ、いろんな役職や活動を通じて、少しずつ人を頼る練習をしてきました。
そこで気づいたのは、頼ることは決して弱さではないということ。
むしろ、その人を信じること、活躍してもらうこと、そんな意味があるように思います。
そして不思議なことに、人は信頼されると力を発揮する。
だったら経営者の役割は、自分が全部やることではなく、それぞれの人が気持ちよく活躍できる環境を整えることなんじゃないか?
そう考えるようになってから、デザイン事業も、飲食事業も、TOGUの活動も、「どうやったら誰かが活躍できる場になるだろう?」という視点で見るようになったんです。
すると不思議なことに、今まで自分一人で回そうとしていた歯車が、少しずつ周りの力で回り始めた感覚がありました。
そしてもう一つ。
人を頼るということは、人を知ることでもあると気づきました。
相手は何が得意なのか、何をお願いしたら喜んでくれるのか、どんなことに興味があるのか、今どんな状況なのか。それを知らずに、良いお願いなんてできません。
相手を理解しようとすること。
これもまた、自分勝手だった僕にとって大きな学びでした。
そんなことを考えていた矢先、今日はTOGUのメンバーでもあるTHREE OAKの依田さんにファシリテーションをお願いし、会社のみんなとワークショップを行いました。
僕自身の考えや、会社としてこれから目指したい方向性を共有しながら、改めて足並みを揃える時間です。そこで痛感したのは、「伝えているつもり」と「伝わっている」は全然違うということでした。
僕はそもそもあまり口に出さない人間です。言わなくても分かるだろう、きっと伝わっているだろう、そんな甘えがあったのだと思います。でも実際には、伝えなければ伝わらない。当たり前のことですが、改めて実感しました。
世の中で起こる揉め事の多くは、コミュニケーション不足から生まれているのかもしれません。
LINEがあり、チャットがあり、便利な時代になりました。でも、便利になったからこそ「伝えたつもり」が増えているような気もします。今回のワークショップは、そんなことを改めて考えさせられる時間でした。たった数時間でしたが、すごくすごく良い時間だったと思います。

10年やってきて思うのは、「うつくしいものをつくる」という理念は間違っていなかったということです。ただ、その“うつくしさ”は見た目だけではない。人と人との関係性だったり、仲間同士の信頼だったり、誰かが挑戦できる環境だったり。そんな目に見えないものにも、美しさは宿るのだと思います。
現在の活動理念である「うつくしいものをつくる」のさらに先へ。
よりよい未来のために
頑張る誰かのために
大切な仲間のために
デザインの力を活かしながら、これからも挑戦を続けていきます。
11期目のMERRY BEETLEも、どうぞよろしくお願いいたします!
堺を知る
こんにちは、志波です。
デザインでも飲食でも、地域と関わる以上、その街の空気感や文化、人の価値観みたいなものは、長い歴史の積み重ねの上にできている。
だからこそ、まずは自分自身が堺という街をもっと知りたいと思い、最近少しずつTOGUの仲間と歴史を勉強し始めました。
まずは戦国時代の著名人「千利休」から。
茶道を極めた人物として、“京都の人”というイメージを持っていましたが、実際には堺の商人文化の中で育った人物だったそうです。
まだ入り口しか勉強できていないのですが、現時点でも非常に面白いなと感じていることがあります。
ひとつは、千利休という人物が、かなり型破りでアバンギャルドだったということ。
今でこそ「わび・さび」や茶道というと、静かで厳かなイメージがありますが、当時の価値観からすると、利休の感覚はかなり革新的だったようです。
例えば、それまで価値があるとされていた中国由来の豪華な茶器ではなく、あえて素朴で不完全なものに美を見出したり、狭い茶室で身分を超えて人と人が向き合う空間をつくったり。
それは単なる“お茶”ではなく、価値観そのものを編集し直す行為だったんじゃないかと思います。
そしてもうひとつ印象的なのが、織田信長とともに「茶器の価値」を高めていたことです。
当時、名物茶器は城一つと同じくらいの価値を持っていたとも言われています。
もちろん物自体の希少性もあると思いますが、それ以上に、「誰が持っているか」「どんな文脈で扱われているか」によって価値が形成されていた。
これって、今でいうブランディングそのものだなと感じました。
ただ良いモノをつくるだけではなく、その背景や思想、ストーリー、人との関係性によって価値を高めていく。豊臣秀吉の時代には茶器のモノとしての価値から、茶室としての空間やそこで行われるコトに価値を見出していたこと。まさにここ数十年の流れと同じようなことが、すでに戦国時代に行われていたことに驚きです。
僕たちは今、デザイン経営とかブランディングとか言っていますが、その原型みたいなものが、堺という街から生まれていたのかもしれないと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。
当時の堺は海外との貿易によって栄えた自由都市であり、商人たちが自治を行う、かなり先進的な街だったそうです。そういう土壌の中で千利休のような人物が育ったというのも、すごく納得感があります。
ちなみに僕を堺に引っ張り混んでくれたのはTOGUメンバーであるTHREE ORKの依田さん。
彼こそ令和の利休じゃないかと勝手に思っています笑
そんな彼のオフィスにお邪魔すると、お茶をたててくださいました。
日本文化というのは非常に敷居が高いように思っていましたが、実はとても日常なものなのかもしれないと感じている今日この頃です!

なぜデザインがうまくいかないのか
こんにちは、志波です。
このブログを書くきっかけになったのは、先日関わらせていただいた、ある学校のロゴデザイン提案でした。
そのプロジェクトにはクリエイティブディレクターが入り、僕たちはデザイナーとしてアサインされる形でした。
特徴的だったのは、デザインに入る前のプロセスです。
主要メンバーでワークショップを重ね、キーワードを洗い出し、全員で合意を得ながら学校のタグラインを整理されていました。
その状態でデザインフェーズに入り、僕たちはそのタグラインやキーワードをもとにロゴを制作しました。
提案の場では「どの案も自分たちらしい」と言っていただき、素直に嬉しかったです。
その時、以前別の学校のロゴをご提案したときのことを思い出しました。
このときはワークショップは行わず、学長からのヒアリングをもとに制作しました。
プレゼンにはヒアリング時にはいらっしゃらなかった他の先生方も参加されていたのですが、
デザインの背景が共有されていない状態だったため、どうしてもピントが合わない。
「良い・悪い」以前に、前提が揃っていない状態での提案になり、なんとも不穏な空気を醸し出してしまいました。
(最終選ばれたデザインは我々としても非常に気に入っており、納得できるものだということは補足しておきます)
今回のプロジェクトを通してはっきり感じたのは、あの違和感の正体は、デザインの問題ではなく、共通認識が揃っていなかったことだったということです。
最近、ブランディングやデザインのプロジェクトに関わる中でも、同じことを強く感じています。
多くの企業が「理念浸透」や「ビジョン共有」に課題を持っている。
つまり、組織としての足並みが揃っていない状態です。
そしてその状態でデザインをつくろうとすると、どこかチグハグになる。
これは当たり前で、土台が揃っていない上に、いくら綺麗なものを乗せても機能しない。
だからこそ、デザインをつくる前に、組織の認識を揃えること自体に価値がある。
僕はここに、これからのデザイナーの役割があると感じています。
これまでのようにヒアリングをして整理して提案するだけではなく、
「自分たちは何者なのか」
「どう見られているのか」
「どう見られたいのか」
これを企業のメンバー自身が言葉にしていくプロセスを一緒につくる。
例えばWebサイトのリニューアルでも、
「誰に向けて発信するのか」
「どんな価値を届けるのか」
「自社の強みは何なのか」
そういったことを対話しながら整理していく。
このプロセスを通して、初めて社内の認識が揃い、理念やビジョンが浸透し、その上に乗るデザインが“機能するもの”になる。
そう考えると、デザインをリニューアルするタイミングは、会社を見直す良い機会になる。
そしてその機会をどう設計するか。
そこに、デザイン会社の価値があるんじゃないかと思っています。
一緒に考え、一緒に言語化し、一緒に形にしていく。
そのプロセス自体が、企業にとっての推進力になる。
僕たちはこれから、“つくること”だけではなく、“揃えること”や“考えること”に、より深く関わっていきたい。
MERRY BEETLEの役割をアップデートしていきます!

(*写真は同志社の皆様とのワークショップシーン)
経営をデザインする
こんにちは、志波です。
このたび貴重なご縁をいただき、特許庁デザイン経営プロジェクトチームと三菱総合研究所 DESIGN×CREATIVE TEAM が検討している、知財活用の要素を加えた「新・デザイン経営支援プログラム」に参画させていただきました。
本プログラムは堺市を舞台に、2025年から2026年にかけて実施されている取り組みです。
僕たちは堺のクリエイティブ企業が集まったチーム「TOGU」として参加。
参加企業5社のうち、株式会社つぼ市製茶本舗、プロスペクト株式会社、常磐精工株式会社の3社を伴走支援させていただきました。

AIが社会のインフラになっていくこれからの時代、表層的なデザインの価値は急速に薄れていくと思っています。ロゴやビジュアルをつくるだけであれば、AIでも一定のクオリティのものを生成できる時代になるのも時間の問題でしょう。だからこそ、これからのデザイナーに求められるのは見た目を整えることだけではなく、企業の本質を見つめ、経営の方向性そのものを整理していく力だと感じています。
私たちが考えるデザインとは、単にロゴやパンフレットをつくることではありません。企業がどんな想いで事業を行い、どんな価値を社会に届けようとしているのか。その根っこにある思想(=アイデンティティ)を言語化し、事業や商品、コミュニケーションのすべてに一貫性を持たせていくこと。つまり「経営そのものをデザインする」という考え方です。
今回のプログラムでも、企業の歴史や強み、これから目指す未来を整理しながら、ブランドや知財の視点も交えて議論を重ねました。外からデザインを与えるのではなく、企業の内側にある価値を掘り起こし、それを形にしていく。そのプロセスに伴走させていただけたことは、僕たちにとっても大きな学びでした。
堺には、長い歴史の中で培われてきた技術や文化を持つ企業が数多くあります。そうした企業の魅力が、これからの時代にふさわしい形で伝わり、次の世代へとつながっていく。そのためにデザインが果たせる役割は、まだまだ大きいと感じています。
TOGUとして、MERRY BEETLEとしても、今回の取り組みをきっかけに、堺の企業や地域とより深く関わりながら活動を続けていきたいと思います。デザインの力で企業を研ぎ、街を研ぐ。そんな取り組みを、これからどんどん展開していきます!
そして今回の取り組みの成果発表として、3月18日に特許庁にて発表の機会をいただくことになりました。TOGUとしての活動についてもお話させていただく予定です。はじめて霞ヶ関に足を踏み入れることにワクワク、ドキドキです。
当日はオンラインでも視聴できるそうなので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
下記4部で登壇させていただきます。

2026年3月18日(水)13:00-16:00
13:00- 第1部 デザイン経営とは?
13:45- 第2部 デザイン経営と知的創造サイクルの関係 ~調査報告~
14:05- 第3部 パネルディスカッション ~デザイン経営と知的創造サイクル~
15:00- 第4部 堺市モデル事例 ~デザイン経営×知的財産のエコシステム構築に向けて~
https://www.jpo.go.jp/news/shinchaku/event/seminer/design-keiei.html
神社へお参り
新年あけましておめでとうございます。
志波です。
初詣はもちろんですが、月初に神社へお参りに行くのが自分のルーティンになっています。
月に一度、感謝の気持ちを伝えて、今月も頑張ろうと思える時間を持つのはとても気持ちがいいもんです。
おもしろいことに、うちの会社(MERRY BEETLE)と、お店(MERYGURY)と、自宅、すべて徒歩圏内にあるのに、それぞれの氏神様が違います。
会社は「華表神社」
お店は「方違神社」
自宅は「金岡神社」
とくに方違神社は、全国的にも有名な方除けの神社。地元では「ほうちがいさん」の愛称で親しまれています。
摂津・河内・和泉、三国の境界にある“どの方角にも属さない清地”という特別な土地にあるからこそ、「方災を祓う神様」として崇敬されているようです。
「堺」という地名も、まさにこの三国の境からきているのだそうです。土地に込められた意味を知ると、地元への愛着がちょっとだけ深まりますね。
神社と言えばお賽銭ですが、ある先輩が「神様は銀色がよく見えるらしい」と教えてくれてから、できるだけ銀色の貨幣を入れるようにしています。(本当かどうかは分かりません笑)
それから、2拍手のときに「右手を少しだけずらして打つ」ことも教えてくれました。
神様と自分がまだ一体になっていない敬意の距離感を表しているそうで、最後に指先をきちんと揃えることで神と一体になり、願いを届けるのだとか。
こういう所作の中に、目に見えない敬意や謙虚さが宿っていて、僕はとても好きです。
ちなみに、誰かの病気平癒を除き、厚かましく願いを叶えてほしいとは言わないようにしています。
その代わり「チャンスをください!」と。
それを掴めるかどうかは、自分次第、というスタンスです。
さて、2026年もいろいろやりたいこと、整えたいことがてんこ盛り。
でもまずは、家族が、仲間が、関わってくださる皆さんが、健やかに笑って過ごせることが何よりの願いです。
皆様にとっても良き1年となりますように!
※写真は開店祝いにいただいた可愛いダルマ(恋愛成就のカラーリングらしいです笑)

正しい判断をすることが難しい時代に
こんにちは、志波です。
いよいよ2025年も終わり。思い返せばこの一年、僕はほとんどの時間を新しく始めた飲食事業に費やしていました。MERYGURY(メリグリ)というお好み焼きバルの立ち上げは、これまでのデザイン事業とはまったく違う現場で、毎日が判断の連続でした。
何が正しいのか、どれが最適なのか——。
選択肢は多すぎて、情報はあふれ、未来の予測ができない。その中で「正しい判断をしたい」という想いがある一方で、何をもって“正しい”とするのかが、どんどん曖昧になっていく感覚もありました。
そんなとき、最後に頼ったのは「自分のアイデンティティ」でした。何を大切にしたいのか。何に心が動くのか。誰のために、何のためにやるのか。結局、そこに立ち返って、自分に問い続けながら意思決定をしてきたと思います。
AIが提示してくれる選択肢は確かに便利で、時に的確です。けれど、それを選ぶのは人間自身であり、自分が何を良しとするかの“軸”がなければ、ブレた判断を繰り返すことになる。この時代を生きる上で、自分のアイデンティティをしっかり言語化しておくことの大切さを、身をもって実感した一年でした。
一方で、飲食とは別に、もう一つの挑戦として立ち上げたのが、堺を研ぐ!というコンセプトのクリエイティブ集団「TOGU」。こちらでは、地域の中小企業に向けて“デザイン経営”を推進していくことを目的としています。このデザイン経営の核になるのが「人格形成」、つまり“その会社がどんな存在でありたいか”というアイデンティティなんです。
僕自身は「場をつくる」という行為に、自分のアイデンティティを見出している人間です。ただ物理的に箱をつくるのではなく、想いや体験を編んでいくような感覚。MERYGURYというお店も、TOGUというチームも、今年は“場づくり”に奔走した1年だったと、改めて思います。
そんな中で感じたのは、アイデンティティ=天命のようなものということ。
このアイデンティティに気づいたとき、物事が自然と望む方向に進みはじめる。そのスピードと導かれるような感覚に、少し驚きながらも納得する瞬間がいくつもありました。ときには数秘術やマヤ暦、動物占いのようなものにヒントをもらいながら、自分という存在を俯瞰で見ることも意外と悪くないと思っています。(僕は結構好きなタイプ笑)
2025年は「挑戦」がテーマでした。まさにその言葉の通りの1年になったと思います。
頑張った自分に、心からの花マルを。そして、さまざまな場面で支えてくれた仲間たちに、深い感謝を。
2026年のテーマは年末の休みに自分に問いかけてみたいと思います。

堺市100人カイギ、はじめました。

こんにちは、志波です。
このたび、TOGU主催で「堺市100人カイギ」をスタートしました。
全国各地でも開催されているこの100人カイギ。毎回5名のゲストにお話しいただき、それを20回重ねて、合計100人が登壇したら解散というゲリラ的トークイベントです。

今回堺で開催するにあたって、僕たちが大切にしたのは「7つの区をつなげる」ということ。堺市にはそれぞれ異なる文化や空気感を持つ7つの区があり、どの地域にも魅力的でユニークな人たちが活動しています。でも、意外とその動きが区をまたいで知られる機会って少ないんですよね。
この100人カイギでは、そういった“埋もれているキーパーソン”を掘り起こし、堺市全体をゆるやかにつなげていきたいと考えています。
登壇された方の活動が、点から線、そして面へと広がるきっかけに。
また、「私も何かはじめてみたい」と思う人が現れたり、参加者同士がつながって新しい事業やプロジェクトが生まれたり——そんな循環がこのカイギをきっかけに生まれたら最高です。
僕自身、「誰かのための“場”をつくること」に関心があり、これまでもデザインを通してブランドや空間、コミュニティを形にしてきました。TOGUとしてこのプロジェクトを運営するのも、その延長線上にあります。
これからの時代は、ある時は「自分の想いを形にするリーダー」とある時は「その想いを支え、一緒に育てていけるフォロワー」——その両方の在り方が求められてくると思っています。100人カイギは、そのどちらの力も磨けるような“場”になると信じています。
第1回は無事開催され、登壇者の皆さんのお話に刺激を受けた参加者も多く、早くも良い空気が流れ始めています。
次回は12月21日、14:00〜15:00、場所は堺市消防署跡地にて開催予定です。ご興味ある方はぜひ、気軽に足を運んでみてください。
新しい出会いが、きっと次の何かにつながっていく。
そんな未来を一緒につくっていけたら嬉しいです。
クリエイティブチーム「TOGU(トグ)」発足
こんにちは、志波です。
堺にご縁をもらって約10年が経ちました。
地元愛溢れる人たちに感動し、自分も何か地域に貢献したい!
そんな想いがついにかたちになり始動しました。

この度、堺を拠点に活動するデザイナー、プロデューサー、マーケッター達が結集し、企業や地域のブランド価値を高めるクリエイティブチーム「TOGU(トグ)」を発足。
「TOGU」という名称は、堺の伝統産業である刃物の“研ぐ”から着想を得たもの。企業や街をクリエイティブの力で磨き直し、活気ある未来を切り拓くことを目指しています。
まずは最初のアクションとして、堺市7区をゆるやかにつなぐ100人カイギを実施し、堺の土壌を耕します。
時にマジメに、時にバカバカしく。
心躍ることをやっていきますのでご期待ください!
[プレスリリース]
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000153729.html
[堺市100人カイギ開催概要]
第1回目:2025年11月3日(月・祝)15時~17時
場所:元堺消防署(堺区市之町西1丁1-27)
料金:1000円(ドリンク付き)小学生以下無料
チケット購入はこちらから↓
https://sakaikaigi01.peatix.com
デザインとAI
こんにちは、志波です。
最近、ChatGPTを相棒にして自社飲食店のブランド設計について壁打ちをしています。
コンセプトからロゴ、ツール、制服、店舗内装外装——まるごとブランドを組み立てる工程において、AIの力を借りながら、すごいスピードでラフ案を回していっています。
ーブランド設計にAIは使えるのか?
めちゃくちゃ使えます。アシスタントを1人雇っているようなレベルで、ただのアシスタントじゃなくてプロアシスタント(アシスタントなのにプロっていうのは何か変ですが) 余談ですが議事録ではNottaという別のAIを使っていて、これもお見事。要約が完璧です。ブランドの名称、業種、コンセプトやビジョンを並べるだけでブランドの対外的なメッセージだって一瞬で生成。必要であれば、まじめ、詩的、ユーモアなど複数の方向でも提案してくれます。方向性を定めるためのラフ案としては、もう十分すぎるくらいの精度で出てきて、「これは使えるな」と思うこともしばしば。だけどビジョンだけは絶対自分の心と対話しないとダメですね!
ーデザイナーは必要なのか?
残念ながらAIが出してきたものをそのまま使うのはまだ難しいです。造形も不十分、どこかに“らしさ”が足りなかったり、伝わりづらいニュアンスが含まれていたり。最終的に「実際に使える状態」にまで仕上げるには、まだまだ人間のデザイナーの手が必要です。しかしあっという間に人間が手をかけなくても完成されたデザインを生成できる時代が訪れると思います。
ーこれからのデザイナーに求められる能力は?
「誰がつくるか」よりも、「何を良しと判断するか」が問われる時代になると思います。
見極める目や、意味づけする力がなければ、AIがつくったものをただ並べて終わり、、、そんな恐ろしい未来がすぐそこに来ている気がします。だからこそ、僕たち自身も変わらないといけない。「ただデザインする人」ではなく、「高い視座と広い視野を持ち、意味をもって編集・判断できる人」へ。そういうデザイナーであることが、これからますます求められてくると思っています。今はちょうど、その入り口に立っているような感覚です。もっともっと良いものを見て、聞いて、味わって、触れないとダメだなと思います。
そんなこんなで飲食店の名前が決まりました。
「MERYGURY(メリグリ)」といいます。
詳しいことは近日中に発表しますのでどうぞお楽しみに!

怒っても雨は止まない
こんにちは、志波です。
今日は、人との付き合い方について最近意識していることを書いてみます。
以前の僕は、相手の気分や態度に強く左右されてしまっていました。
相手が不機嫌そうにしていたらこっちまでモヤモヤするし、怒ってたらこちらもイライラするように。
でもここ最近捉え方を変える努力をしています。
それは「人も自然の一部」だと考えるようにしたことです。
……なんだか禅問答のような話かもしれませんが(笑)
話を自然現象に置き換えてみましょう。
たとえば、突然の大雨。
「うわ、なんでこのタイミング!?最悪やん!」といくら怒ったところで雨は止まないし、空に文句を言っても仕方がない。
だから傘をさしたり、カッパを着たり、雨宿りをしたりする。
あるいは考え方を変えて、「ああ、恵みの雨だな」と思ってみたり。
こんな感じで行動や思考を自然現象に合わせて日々対処をしています。
実は人も同じなんじゃないかと思うんです。
人にも晴れの日があれば、雨の日もある。なんなら台風みたいにきつい時だって。
だからいちいち「なんで今日はこんなに不機嫌なんだ!」とイラついても仕方がない。
だったら「今日は雨か、こちらが心に傘をさそう」と、受け入れて過ごす。
もしくは「昨日何か嫌なことがあったのかもしれない」と背景を推察してみたり。
そう考えるようになってから、人との関係が少し楽になりました。
相手に完璧を求めすぎず、自分もまた誰かにとって“雨の日”があるに違いないと思えるようになったのは一歩成長ですかね。
相手は変えれない、変われるのは自分だけ。
改めてこの言葉を胸に刻んで、新しい事業にも挑戦していきます!
