タッチポイントを考える

2022.11.25

デザイン・ブランディング/志波大輔

最近自社のインスタグラムについて見直しました。

ブランディングを進めていく上で、タッチポイントの設計はとても重要となります。
この「タッチポイント」とは顧客接点を意味するマーケティング用語で、企業と顧客が関わる接点を指します。それは名刺、パンフレット、ホームページ、SNSなど現在では多岐にわたるため、会社の情報をダラダラと発信するのではなく、それぞれの「目的」を設定し、そのために「何をいつどのように誰が誰に対して発信するのか」を考えることが大切です。これは、社外に向けた話(=アウターブランディング)でも、社内に向けた話(=インナーブランディング)でも同じです。
インスタグラムも当然タッチポイントのひとつになるわけなのですが、最近では多くの会社が導入をされていますね。




弊社では、今までウェブサイトと同じ写真と同じ言葉を使って「デザイン事例」を紹介していました。これはウェブサイトだけでなく、インスタグラムも活用して広くMERRY BEETLEを知ってもらうことが目的だったのですが、デザイン事例をウェブサイトに掲載するまで非常に時間がかかるという問題点がありました。そうなるとインスタグラムも更新頻度があがらず、過去事例をリピートして対処するしかありませんでした。このような状況で運営するのも楽しくなく、ツールとしての魅力であるインスタントさを生かせてないということから、インスタグラムの目的を変更することにしました。

そこで、自分たちの「人となり」を伝えるを目的にしようと決まりました。この背景には、デザイナーが世間から扱いにくい、もしくはどう接していいかわからないなど、コミュニケーションにハードルがあるように思われがちなので、そのハードルを少しでも下げれたらという意図があります。自分たちのことや、日々の目にとまったモノや好きなものを投稿しようと、最低週一回という頻度を設定して更新を進めています。


基本的には社外に向けたアウターブランディングの一環としてはじめたのですが、思わぬ副産物があることに気付きました。投稿するに際してただカッコいいとか可愛いとかでは”らしさ”が出ないから、「なぜこれが好きなのか」「どこがすぐれているのか」「良いデザインとは何なのか」まで深掘りしよう!となったんですが、これによって、投稿する側に考えるきっかけが生まれ、自分自身の知識や理解を深めたり、仲間の思考が垣間見えたりと、インナーブランディングにも役立つことに気がつきました。

ブランディングにおいて大事なことはトライアンドエラーを繰り返すこと。この取り組みがイマイチであればうまくハマるまでやり続ける、そういう地道な姿勢が大事です。
この新しい取り組みの今後にご期待ください。

https://www.instagram.com/merrybeetle/