インターン生の気づきや学び
2024.11.15
日々のこと
こんばんは。
先月半ばより弊社にインターン生が来ておりました。
そこで、せっかくなのでインターンの感想を書いてもらいました~。
——————–
インターンシップ(10月21日〜11月13日)を終えて
はじめまして。創造社デザイン専門学校 グラフィック専攻の仲里優衣と申します。
この度、MERRY BEETLEさんにてインターンをさせていただきました。
今回はインターンの約4週間の期間で私が学んだことをお話しします。
〈はじめに〉
MERRY BEETLEさんへのインターンを希望した一番の理由は、MERRY BEETLEさんのワークスがとても大好きだからです。
うつくしく整えられていながらも、こころに馴染むゆとりのあるデザインたち。一つ一つを大切にとっておきたくなります。
そして、探検するかのように考えたり試したりして、うつくしいものを作り上げていくみなさんの姿に憧れました。
〈インターンシップで印象に残っていること〉
一つ目は、実際にデザイン業務を任せていただいたことです。
のぼり、アプローチブック、グリーティングカードのデザイン案や入稿用データ作成など、学校で学んだ基礎を実践的に扱うことができる初めての機会でした。
インターンの4週間を通して、この実践的な職務が自分に足りないものを見つける一番の指標になりました。
基本的なことも、実際に現場で使おうとすると意外とすぐにでてこなかったり、デザインソフトをまだまだ使いこなせていないことに気づいたり(こんなこともできるのか!と、教えていただいた時は驚きと嬉しさがありました)。
アイデアが浮かばない時も、手が止まってしまいがちな私に、土屋さんが「手を動かしてたくさん試してみるといいよ」とアドバイスをくださいました。とにかくたくさん作って、比べてみて、考える。この繰り返しが、シンプルなことですが私を一番成長させてくれました。
グリーティングカードを制作する際も、考えすぎて頭が固まってしまっていたのですが、楽しいと感じるものをつくってみよう、と言っていただき、”どんなカードをもらったら嬉しいか”、といった、とても大切だけど忘れがちなことを思い出すことができました。
つぎに、クライアント様とのミーティングを見学させていただいたことです。お店をオープンするにあたってのブランディングのご相談でした。
ミーティングの際、志波さんがクライアント様に対してどのようなことをご質問するのか意識して見学しました。
創造社デザイン専門学校では、企業の方々がクライアントとして私たち学生にデザインを依頼してくださる授業があります。その際に質疑応答の時間があるのですが、いつもどんなことを質問したらいいのか考え込んでしまい、結局なにもお聞きできずに終わってしまうことがほとんどでした。情報が少ないと、コンセプトがまとめきれず、ビジュアルも含め求められているものを作ることが難しくなってしまいます。
志波さんは、クライアント様とお話をしていく中で自然に質問を織り交ぜていらっしゃいました。
些細に感じるようなことでも、イメージが広がるきっかけになっているのがわかりました。
特に、ビジュアルのイメージを詳しく知ることで、クライアント様の求めているものと完成したデザインのずれを防ぎます。また、スケジュール感やお見積りなど、お仕事として進めていくうえで必須の質問も、今回見学して初めて知ることができました。
クライアント様とのミーティングは一度だけではなく何度も重ねていくのだそうです。
学校での授業とはまた違ったリアルな現場の雰囲気を感じることができました。
そして、新店舗をデザインするための現地調査に同行させていただいたことも印象に残っています。
什器のレイアウトをイメージしたり、店舗内の寸法を測ったり、クライアント様と相談したり……
私の想像していたデザイナーさんとは違った新たな一面を見ることができました。
デザインするということは、PCに向かうことだけではないとわかっていたつもりでしたが、時間に追われるとつい画面上で全てを終わらせようとしてしまうこともありました。同時に、少し外に出てみるだけでも、ものの見え方が変わったり考えがまとまってきたりすることもありました。
今回の現地調査でそれを再認識できたことは今後とても役に立つのではないかと考えています。
〈アンテナを張る〉
普段みなさんとお話をする中でさらに学びを得ることができました。お仕事をしていく中での信頼関係やブランディングについて、やってみたいこと、好きなこと、面白かったことなど……
みなさんが何かについて真剣に考えたり、常にアンテナを張っているのが印象的でした。
とくに、今村さんからプロの世界についてたくさん教えていただきました。お話をする中で、私にはまだまだデザイン業界について知らないことがたくさんあることに気づきました。見ていたつもり、知っていたつもりになっていて、学びの機会を逃していたのかもしれません。これから、学校を卒業して、課題ではなくお仕事としてデザインするということが実感できる貴重な時間でした。
そして、うつくしいものをつくるためには、うつくしいものをたくさん観察する必要があるということを知りました。
〈さいごに〉
この4週間、忙しい中でも楽しそうにお仕事をされているMERRY BEETLEのみなさんをそばで見ていて、「やっぱり私がやりたいことはこれだ」と思いました。そして、就職活動の不安もありますが、楽しみな気持ちも生まれてきました。
これから先、自分自身とだれかがどきどきするものを、探したりつくったりしたいと思っています。
——————–
イラストは、韓国研修へ行く前のわたしたちの後ろ姿だそうです。
どうもありがとうございました!これからも、どんどん吸収して学んでいってください。