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龍にまつわる失敗と結果

こんばんは、土屋です。
先日の年賀状の投稿に、多くの方からリアクションをいただいて、とても嬉しい限りです。
いろんな場所で、吊るされたり置かれたりして、可愛がってもらえていると思うと、さらに嬉しい限りです!

パリッと白く、ふっくらと筋の入った年賀状ですが、1度失敗しているので今日はその写真を。

今回は、トムソン抜き+筋入れ、箔押しで作りました。
しかし本来は、レーザーカッターにて形を切り抜いたり文字を入れることを想定していました。いざ仕上がりを確認してみると、切り口や至る所が結構焦げ、紙本来の白さを失っていました。それはまるで歴戦の勇者のよう。

でも、どうしてもこの形を実現したかったので、印刷会社さんと相談し、トムソン抜き+筋入れをすることで今回の年賀状はできあがりました。
最終的にはとてもすてきな年賀状となり、みなさまにお届けすることができ、よかったです。

「年賀状はどんなのにしようね〜」って話し始めるのが遅くって、いつもちょっとバタバタしがち。変わった印刷や加工や形を求めてみたり、干支に関係あったりなかったり、作ったり作れないときもあったり・・・・。

さて~、今年の年賀状はどんなのにしましょうかね~。

ペーパーウェイト

こんばんは、土屋です。
今日はわたしの個人的な、好きなもののお話。ペーパーウェイトです。

ひとつめは、わたしの家にオブジェとして置いているものです。
多分7年くらい前に初めて豊島美術館に行ったときに買った、sghrのガラスのペーパーウェイト。豊島美術館は、ぽつぽつとした水滴がゆっくり地面を流れていくのを、自然の光や音と一緒にぼーっと眺める場所です。(私的には。)
これは、その時の水滴を思わせるような形をしていたので、一目惚れして購入しました。相変わらずお気に入りです。透明なことはもちろん、なんとも言えない良いかたちが良い。

ふたつめは、会社でちゃんと紙の上に置いているものです。
昨年くらいに、志波が買ってくれたnendoデザインのペーパーウェイト。英文記号をモチーフにしたということで、3つセットでした。いまは事務所でそれぞれ1つずつ使っています。
最初はピッカピカの状態でしたが、使っているうちにキズがついてきて、それもよい味となってきています。キズがついたと言えどもピカピカなので、写真を撮るのに苦労しました。どうしたって私が映り込みます。
こういう時、なにか良い方法はないんでしょうか・・?

会社のデスクになにか自分のお気に入りのものを置いておくって、良いですよね。多くの人がやっていると思いますが、コップとか、コースターとかペーパーウェイトとか。ちょっと疲れたときに、ふと目をやった先に「かわいいな〜」って思えるものがあるって。
いつか海外の家具工場に行った時に、職人さんが自分の作業場所に家族の写真が貼っていたのがとても印象的でした。

いろんな職業の方の作業机ってなかなか見る機会がないので、そんなのも見てみたいものです。職業ごとの個性が出たりしちゃっておもしろそう・・。(この世界に職業っていくつあるんでしょうか)

いよいよ

こんばんは、土屋です。

おおよそ1年前、「堺市版図案入りナンバープレート」に弊社のデザインが採用されました〜!と投稿しましたが、いよいよついに!本当にそのナンバープレートが出来ました!すご〜い。
(形になると分かっていても、いざ完成すると、本当にできたんだな~と思わずにはいられません。)

先日、交付開始の記念セレモニーが開催され、その様子がテレビでもやっていたようです。
市の公用車にも新しいナンバープレートが導入されており、随時一般の車にも導入されていくと思いますので、これからどんどん堺市内や、またはいろんな旅先で、見かけるかもしれませんね。たのしみ~。

今回交付されたような図案入りのご当地ナンバーは、地域の風景や観光資源を図案化することで、走る広告塔として、地域の魅力を全国に発信していこう。というのが目的だそうです。
わたしの出身の岐阜県には、まだご当地ナンバーはありませんが、やっぱり白川郷や岐阜城や鵜飼がモチーフになるんでしょうか?。

自分の住む町や住んでいた故郷のナンバーを作るなら、どんなのがいいかなあと、考えてみるのもいいかもしれません。いろいろある魅力や風景の中から、どれを選んで発信していくのか、意外とみんな違ったりしておもしろいかも、、とふと思いました。

どしゃっと雨が降った夕方。雨が上がった東の空に、虹を見つけました。
なんだかハッピーな金曜の一瞬でした。

増やした手間

こんばんは、土屋です。

我が事務所に、レコードプレイヤーが導入されました。おしゃれな事務所にしたくて導入しました。冷蔵庫の上に載せました。

CDで育った私は、レコードの存在は知っていたものの、触った事も無ければその仕組みを特に知る事もなく、今日まで生きてきました。

知っていたのは、溝に針を落とすと音が鳴る、くらいのこと。

今日の午後はずっと、ドビュッシーのピアノ音楽を聞いています。片面だいたい30分程度。30分経つと音も止まるので、ひっくり返すか再度再生ボタンを押しに冷蔵庫まで行く必要があります。たった10歩ですが、30分毎。手間といえば手間。しかし我が社ではわざわざその手間を増やしたわけです。

「手間がかかる」というのは一見ネガティブな印象がありますが、そんなこともないはずです。
例えば、コーヒーをマシンではなく自分の手でお湯を注いで入れて時間や手間を楽しむことで、心の豊かさや穏やかさを感じるように。
デザインでいえば、既存のフォントをただ使うのでなく切ったり繋げたり、太くしたり細くしたりして手間をかけることでより良いものができていくように。

音楽を流すためにレコードをひっくり返すことで、忙しくても一息ついたり、凝った肩を伸ばす時間ができたり、針が溝を移動する様子を眺めたり、溝から音がなる仕組みを考えてみたりと、手間から生まれるより良い心や体の状態・より良い発想や思考がきっとあるんじゃないだろうか、と。
なんて、まだレコードも初日なので実感はありませんが(笑)乞うご期待、ということで。

ジャズやクラシックのレコード、いろいろ聞きたいな〜。

なんて書き終わるころには、レコードも2回くらいはひっくり返していました。

左利きと道具

こんばんは、土屋です。

過ぎし8月13日は「左利きの日」らしいですね。

現在日本に住む人の約10%ほどが利き手が左手だそうですが、私もその一人です。

多くの方が右利きであるがゆえに、多くのものが右利きの方に使いやすいように作られていて、ちょーっと苦労することもあります。使ってみて、「これはもしや右利き用(左利きのことは考えられず)に作られてるな・・?」と思うこともあります。

しかし最近では「左利き用」に作られた商品も多くでてきました!
今日は事務所にある左利き用(土屋専用)の道具を2つ紹介します◎(そもそも2つしか無いんですけど)

①カッター

比べてみると、刃の出方が違いますね。これまでは、左手で持って親指で刃を出す→刃が上向きに出てしまう→刃が下にくるようにカッターを持ち替えてから使う、という手間がありましたが、左利き用のカッターならわざわざ持ち変えるという手間がありません。
右利き用でも十分使えていたので切り心地自体に大きな差はありませんでしたが、ほんの少しの手間が省けるし使い心地も良いので重宝しています。

②はさみ

左利きが一番共感してくれるのは、はさみだと思います。普通のはさみって、本当に切りにくい・・。左手で使うと力の伝わり方が良くなくて刃のあわせが悪くなるため、切りにくいそうです。
左利き用のはさみは刃の合わせ方を逆にしているのでよく切れるのはもちろんですが、私的には「左手で持った時に切り口が見える」ということが最大のポイント!ずっと右利きはさみで慣れていたので、左側から切り口を覗き込むという癖がまだ抜けませんが、とても切りやすく重宝しています。

そういえば、「利き手」はいつ決まるんでしょうか?気付いたときにはすっかり左利きだったので、自分ではもう分かりません。
小さなお子様が周りいる方がいらっしゃいましたら、ちょっと観察してみて、ぜひ教えてください。。

物を掴むようになってからかな?
食事をするようになってからかな?
それとも、お腹の中にいる時から?

ちょっとした変化

こんばんは、MERRYBEETLEの土屋です。
以前より、弊社のwebサイトを少しリニューアルしようと企てているのですが、その第1弾?として、本日webサイトの「About Us」ページに新入りを追加しました。

Blogでも1度だけ登場した「おーまるくん」です。正式に我が社のメンバーとして、また、土屋の練習台として、いろいろとがんばってくれる予定です。
いまは静止していますが、ゆくゆくは動いたり飛び跳ねたり形を変えたり・・していく予定です。わたしのがんばり次第ですが成長速度の変わるおーまるくんに、乞うご期待ください・・。

実はこの「About Us」のページには、他にもちょーーーっとだけ変更を加えた部分が、3ヶ所あります。
それは一体どこでしょうか?

手書きのロゴとイラスト

こんばんは、土屋です。

2023年もいろんなお仕事をいただいき、心を込めて製作中ですが、みなさまにお見せできるまでもう少し時間がかかりそうなので、過去のお仕事の中から、わたしも思い入れのあるものについて少し。

堺に恋して」というギフトショップのロゴとイラストです!

こちらもたくさんのスケッチと、たくさんの細かい調整をして、ようやく完成した仕事です。

ロゴタイプは、まずは何個も何個も「堺に恋して」と紙に書き連ね、その中から形が良いものををピックアップします。(実際に、点線で囲ったものを採用。)「恋」という文字は、2種類の手書き文字から形をとりました。選んだものを、PCでなぞるだけでは手書きっぽさが出ないのですが、線の太さ、筆致、トメはねハライを細かく調整し検証することで、手書きの良さを活かしたロゴができました!

イラストは、ショップカードやギフトのラッピング用紙に使われています。まずは写真などをいろいろと見て自分で書いて形を考え、その中からより良い形を選び、データにしています。絵が上手なわけではないので、羽の形や足の形、花びらの形や葉と花の位置などをよく見て、それらしく見える形を探して書き起こすのが大変でした。

でも、ロゴと組み合わせた時、「わあ、できた~」と嬉しい気持ちになりました。大変だったからこそ、最後に納得する形で出来上がっとき、お客様にも喜んでいただけたときは嬉しさも一入です・・。

プロセスを見なければ、さくっとできそうなものって多いと思います。デザインもそうです。ひらめきやセンスだけでは補えない、無数の努力や作業や熱やこだわりが、デザイナーが生み出すものには詰まっていることを、少しでも多くの方に知っていただきたくて、今日はスケッチを紹介しました。

あと、パソコンで作業してるだけじゃないんです!っていう姿も見せたくて!以前今村の投稿でも描いていましたが、結構アナログだったりします。

来月くらいには、いよいよ今年のお仕事も紹介していけると思うので、ぜひお楽しみに。

パワーアップしていきますよ~。

経営計画発表会とお食事会

こんばんは、MERRY BEETLEです。

明日6月17日は、弊社の設立記念日です。というわけで、先日はみんなで今期の経営計画発表会とお食事会をしてきました。半期に一度、そんな会をしています。

経営計画発表会は、ホテルモーニングボックス大阪心斎橋さんのセミナールームをお借りして行いました。前期の振り返りや今期の目標を話したり、夢や希望を話したり、お客様を迎える時の茶器の話をしたり、土屋のAfterEffect成果発表(22秒)、今村のデザイン講話(30分)なんかもしました。

目標にしていたことができなかったり、案外いろんなことができていたり。それもそうですが、改めて振り返ると、いろんな方に支えられて、MERRYBEETLEは成り立っているんだなと感じました。

発表会のあとは、念願の!お寿司を食べに行きました。

今回は、新町にある鮨美貫さんへ。とても近い距離でお寿司を握ったり、お料理を仕上げる瞬間を見られて光栄でした。すべて本当に美味しかったです。何度、「おいしいね」と顔を見合わせたことか。全部写真を撮ろうと思っていたのに、結局2つしか撮れませんでした。お料理はもちろん、所作も、お店も、大将も奥様も、同席されていたお客様も気持ちの良い方で、お腹もいっぱいで、私は幸せでした。

「おいしいね」とまた言えるように、味わえるように、これからも日々精進して参ります。

事前にお寿司を食べると聞いていたので、私が持っている中でいちばん海老に似ている靴下を履いていきました◎(海老がいちばん好きです)

そういえば、、、

写真のわたしたちは、いつも黒い服を着ていますね・・・。デザイナーあるあるです。

そして今村はいつも帽子。今村あるあるです。

7歳を迎えるわたしたち

こんばんは、MERRY BEETLEです。

6月が始まりました。MERRY BEETLEは6月に設立したので、6月1日はみんなで奈良県にある三輪明神 大神神社にご祈祷に行くのが毎年の恒例行事です。もちろん今年も行ってきました。


初めて訪れた時、大きすぎる鳥居に驚いたものです。32mもあるそうです。参道の木々は湿気を含み青々としていて、苔むしていて、とてもきれいでした。


帰りは、お蕎麦を食べて帰ってきました。ご祈祷の帰りにお蕎麦を食べるのも、毎年恒例です。私は、海老天おろし蕎麦をいただきました。いつか三輪そうめんを食べてみたいと思って、まだ食べられずにいます。

今年の6月で、MERRY BEETLEは7歳の誕生日を迎えます。


いろんなお仕事のご相談をいただく機会が増えました。ボリュームはさまざまですが、よりよいご提案ができるよう、毎日パソコンと睨めっこしています。腰を痛めたり、肩を痛めたり、目を痛めたり、デスクワーク故の不調もたまにある3人ですが、たくさん笑って楽しい経験をしていけるように頑張ります!

いつもいつも、MERRY BEETLEのブログを見ていただいて、声をかけていただいて、ありがとうございます。たくさんの方々と一緒にいろんな事ができたね、おもしろかったね、また一緒にやりたいね、と言える素敵な7歳になりますように。


これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

わたしの好きな太陽の塔

こんばんは、土屋です。

大阪万博まで、あと695日!ということで、今日は私の大好きな太陽の塔への熱をお話します。腕と顔が好きです。夜に目が光るところも。

私が太陽の塔を初めて見たのは、2015年のとある曇りの日でした。

当時名古屋にいたこともあり、名前こそ知っていたものの実物を見たことはなく、軽い気持ちで万博公園まで向かうモノレールに乗っていました。今でも覚えています。千里中央駅を出発した車両の、なんとなく左側に立ち窓の外を眺めていた時、ぬっと右から現れたその瞬間から、ずっと大好きです。

とにかく、全く想像していなかったその大きさに、心を奪われました。一目惚れというのは、まさにこのことです。

それから大阪に住み始める2019年までの毎年、年に1度は必ず、太陽の塔を見に行ったものです。今日の写真は、その時に撮っていた太陽の塔たちです。芝の色から、いろんな季節に来ていたことがわかりますね。

EXPO70の鉄鋼館のパビリオンにも毎回行き、塔の内部見学ができると知って3度行きました。腕の内部にある鉄骨が格好良すぎて、ほとんどそれを見に行っているようなものです。当時はそこを通り、天井展示に出られたなんて、本当にあの時の万博を体験したかった・・!毎回そう思います。本当にすごい、べらぼうなものを、壊さず、残してくれて、修復復元していただいて、ありがとうございます。

あの時のような熱気やわくわくを、ぜひ次の大阪万博でも体感したいですね。

まだまだ先と思っていたら、もうあと2年。楽しみです!!

形には意味があるというお話

今日は、わたしが「ほ〜〜」と関心した出来事をお話しします。

なんの写真かわかりますか?これは、鯛の水晶体です。

いつかのお昼ご飯に食べた、鯛のあら汁に入っていた、鯛の目玉の中にありました。初めて見ました。プラスチックのように硬く、透明だけど濁っていて、落とすと跳ねます。ここでまず「ほ〜〜」と関心。

人間の眼の水晶体は、楕円のかたちをしています。では、魚はどうしてこんなにまん丸なんだろうと気になったので、ちらりと調べてみると・・

水晶体がまん丸だと、水の中でもきちんとピントが合って見えるらしい。さらに「ほ〜〜」っと関心。

人間も魚も、目の中の[角膜]と[水晶体]で物を見る、という点では同じ。でも、生活している環境の中で「どこでどのようにピントを合わせるか」ということが違うため、水晶体の形が違うようです。お互いが生活する[陸上(空気)]と[水中]で光の屈折する角度が違うため、形が違うんですね。同じように陸上で生活する犬や猫も鳥も、楕円のようです。また「ほ〜〜」っと関心。

(では、陸でも水中でも生活できる両生類はどうなんでしょうか・・)(みなさんもぜひ調べてみてください。)

疑問は尽きませんが、生命のかたちには、ちゃんと意味があるんだなあと再確認した出来事でした。

意味がある、ということは、カブトムシはツノが縦に2本で、クワガタは横(?)に2本なのにも、なにか意味があるんですね。ぜひ調べてみたいと思います。

ちょっと気になったことは、これからも調べて自分に取り込んでいこうと思います。

次に気になるのは、「こもれびがなぜ丸いのか」です。

ARCHISM SERIES 2023-2024

今日も、最近のお仕事をちらりと紹介します!

昨年末と年明けにかけてデザインや撮影をしておりました、ユニオンさまの2023年度新製品カタログ[ARCHISM SERIES 2023-2024]がついに出来上がりました!

表紙の撮影風景をすこ〜しお見せします。

スタジオに砂を運んで、ドアハンドルなどの製品を置き、どうしたら波紋がきれいに映るか、どうしたらよりきれいに光が当たるかなど、時間をかけて検証しました。製品を置く角度にこだわるのはもちろん、砂に埋もれすぎてしまった部分はハケなどで丁寧に取り除くなど、細部にも注意を払って撮影をしました。


多くの方に携わっていただき、多くの時間をかけて出来上がった、私にとっても思い出深いお仕事となりました。

表紙はもちろん格好良いのですが、中の写真も格好良いんです・・。ご紹介する準備が出来次第、弊社ウェブサイトにアップしたいと思いますので、またお知らせします!